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アニメーションブートキャンプ3Dオンライン実施レポート – アニメーションブートキャンプ
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アニメーションブートキャンプ3Dオンライン実施レポート

令和3年10月23日(土)と31日(日)の2日間、「アニメーションブートキャンプ3Dオンライン」が開催されました。

 

 

講師をつとめたのは、以下の4名。いずれも第一線で活躍するアニメーターやディレクターです。
小森 よしひろ(ディレクター・アニメーション・VFX/白組)
斎藤 俊介(映像ディレクター・アニメーションディレクター)
中島 智成(CG ディレクター・CG アニメーター)
山田 桃子(アニメーター/スタジオななほし)

 

 

受講生は、全国各地(東京都、埼玉県、山形県、宮城県、神奈川県、静岡県、愛知県、大阪府、奈良県、広島県、香川県、福岡県)から参加。15名のうち約半数は社会人でした。

 

このワークショップのねらいは、2Dと3Dを問わずアニメーション表現の核となる「伝わる表現」の基礎を、体験的に学んでもらうこと。小手先のテクニックではなく、表現者としての長期的な成長を支えるための土台づくりを目指します。

 

本年度は、昨年度に続きオンライン形式での実施となりました。オンラインでも対面と同様の双方向的な指導を行えるように、各3人程度のグループにわかれて、それぞれに講師たちがつく形で丁寧な指導が行われました。また新たに非同期型コミュニケーションツールを使用するなど、オンライン学習環境面での改善がはかられました。

 

 

カリキュラムは2Dのワークショップと基本的に同じで、キャラクターの簡単な動作を表現する2つの課題に取り組むという内容です。課題制作では身体を使った観察のプロセスに力点がおかれ、「オノマトペ(擬音語・擬態語)」を手がかりにしながら、キャラクターの演技を模索していきます。単純そうに見えて実はとても奥の深い課題です。

 

受講生たちは、はじめに「サムネイル」と呼ばれる小さなラフスケッチを描いて適切なポーズを見つけ、それをもとに3DCGソフトウェアのBlenderを用いてアニメーションを完成させます。課題制作にあたっては、ブートキャンプの教育用に開発された初心者でも扱いやすいリグデータ(操作のための骨格やコントローラが組み込まれたキャラクターのモデルデータ)を使用します。

 

 

 

更に2つの課題を取り組んだ後、ワークショップ応募時に提出したのと同じ課題に再挑戦してもらいました。完成したアニメーションからは、受講生たちがブートキャンプで学んだことを活かそうとする成長が感じられました。

最後は講師を囲むQ&Aセッションです。受講者たちからの様々な質問に対し、講師の皆さんが丁寧かつ親身に答えていました。

 

ブートキャンプは受講生たちが体験的に学び、それぞれが今後の制作や学習に活かせる「発見」を持ち帰ることの出来るワークショップです。以下のアンケートの回答からも、受講生たちが様々な気づきを得ていたことが伝わってきます。


Q.ブートキャンプに参加して自分の中でどのような変化がありましたか?

  • キーポーズの重要性とチームで意思疎通することの楽しさと難しさ。
  • 3Dアニメーションの動きの付け方において、今までキーポーズを意識せずに作っていたが、キーポーズを先に作ってからの方が動きの想像もしやすく時間短縮にもなり、アニメーションが付けやすくなった。
  • 重心を意識する事の大切さや、動きに合わせた細部のアニメーション付け、実物を観察する事の大切さ等。
  • 3DCGに関わらず、動きの重心を意識するようになった。
  • 2日間のワークショップ受講後すぐにアニメを見る機会があったが自然と動きの重心を探すようになっており、以前と異なった視点を持っていることに気がついた。講義内で何度も参加者同士作品を確かめ合った成果ではと思う。この目を大事に、より伸ばしていくことを今後の課題としていきたい。

 

Q.ブートキャンプの経験は、今後の活動にどのような影響があると思いますか?

  • アニメーターは難しくもあるが、同時に興味深くやりがいのある仕事だと思った。
  • 積極的に3DCGを作品制作に取り入れたいと思った。
  • これまでは独学と個人制作の為一人パソコンに向き合うことで精一杯だったがCGを勉強する同世代の方々と顔を合わせて意見を交わすことはとても新鮮な体験だった。
  • 講師陣とのやり取りでプロアニメーターの世界を感じ取れた。

 

Q.今回のワークショップで、あなたはどのようなことを学んだと思いますか

  • キーポーズの重要性とチームで意思疎通することの楽しさと難しさ。
  • とても基本的な事を深く深く考える事。
  • どんな目的・設定なのか、アニメーションの動きを付ける前段階の情報も大切であること。動かす時は必ず重心を考えること。普段から動きをよく観察したり、実感することが大切であること。
  • 表現すると言う事の難しさと面白さ。